
11月の太陽系
月 新月 11月5日
上弦 11月12日
満月 11月20日
下弦 11月28日
水星 14日に外合(太陽の向こう側に回る)となるため、太陽に近く、見ることはできません。 金星 10月31日に内合(太陽の手前側にやってくる)となり、太陽よりも西側になりました。明け方の空で高度を上げていき、月末ごろには明けの明星として輝きます。テラ・ドームの天体望遠鏡では、青空の中に輝く細い月のような姿を見ることができます。 火星 夜明け前の東南東の空に見えますが、1.8等級と暗く、視直径も3.8秒角しかありません。望遠鏡でも丸い姿を見るのがやっとでしょう。 木星 かに座としし座の間にあり、夜半過ぎに東の地平線から登ってきます。夜明けごろにはほぼ頭の真上に輝いて見えますので、そろそろ観測シーズン本番です。 土星 午後8時ごろに東の地平線から登ってきます。夜半過ぎには南中し、頭のほぼ真上に輝いて見えます。今年は土星の輪がかなり開いた状態で、楕円形の輪の中に丸い本体がおさまったように見えます。(子どもたちは、「目玉みたい」とか、「豚の鼻みたい」と表現します)月末ごろからはテラ・ドームの天体望遠鏡でも見ることができます。 天王星 やぎ座にあり、宵のうちは見やすい位置にあります。テラ・ドームの観望会で見ることができます。 海王星 天王星と同じやぎ座にあり、宵のうちは見やすい位置にありますが、天王星よりも早く沈んでしまいます。 冥王星 12月10日が合(太陽の向こう側に回る)で、11月は太陽に近く、見ることはできません。
![]()
11月のおすすめ天文現象
11月19日ごろ 人生最後!?しし座流星群
昨年11月19日未明、数年来期待されていた「しし座流星群」が日本で大出現を見せてくれました。1時間あたりおよそ2000個もの流れ星が現れ、すばらしい天文ショーに酔いしれた方も多かったのではないでしょうか。そして今年も、昨年を上回る数の流れ星が見られるという予想が出ています。アフリカ・ヨーロッパとアメリカで・・・。
予報によると、第一のピークが日本時間11月19日の13時ごろ、アフリカやヨーロッパで1時間あたり1000〜3000個程度の流星が現れ、同日19時30分ごろにアメリカで1時間あたり3500個程度の流星が現れるとされています。残念ながらどちらの時間帯も日本からはしし座を見ることができません。そして、満月近い月が夜空を明るく照らしていますので、条件も良くありません。
ただ、昨年も11月19日未明に2回のピークが予想されていましたが、実際には夜半ごろから明るくなるまでたくさんの流星が現れていましたので、日本からも全く見えないということはないでしょう。ぜひ観測にチャレンジしてみてください。
観測チャンスは、11月18日夜半ごろから19日の夜明けまでにアフリカの大出現の前兆をねらうか、19日夜23時ごろから20日午前1時ごろまでにアメリカの大出現の残りをねらうかの2回が考えられます。どちらが良いかはフタを開けてみないとわかりません。今年もたくさんの流れ星が見られるといいですね!
ちなみに、次回の大出現は2099年までないという予想も出ています。これが本当なら、人生最後の大出現のチャンスといえるでしょう。ご家族で、流れ星に願いを唱えてみてください。
流れ星は、どこに流れるかわかりませんので、公園などの広い場所に寝ころんで見るのが最も楽です。ただし、とても寒い時期ですから、風邪などひかないように注意してくださいね。
11月22日 月と土星が並ぶ
神秘的な輪を持つことで有名な土星ですが、11月中旬ごろになると、8時ごろには東の空に姿を現し、テラ・ドームの望遠鏡でも観測できるようになります。11月22日夜、この土星と月が並んで輝くようすが見られます。
午後8時ごろ、東北東の空に丸い月が輝いています。そのすぐ右下に光っているのが土星です。双眼鏡では、月と土星をいっしょに見ることができるでしょう。ただし、土星の輪を見るには最低でも20倍くらいの倍率が必要です。天体望遠鏡をお持ちの方は、土星を見つけるチャンスですので、ぜひ見てみてください。
今年の土星は輪がかなり開いた状態で、本体よりも輪の方が幅広く見えています。子どもに言わせると「目玉みたい」とか、「豚の鼻みたい」といろいろな表現をしてくれます。輪の開いた時期には、輪の中にある黒い筋、「カッシニのすきま」など、輪のようすを観察するには最適の時期です。テラ・ドームの天体観測会でも見ることができますので、ぜひご参加ください。
![]()
11月27日 月と木星が並ぶ
22日に土星と並んだ月は、26日から27日にかけて今度は木星と並んで輝きます。11月26日の11時過ぎに月と木星が並んで登ってきて、高度を上げていきます。登ってきたころには7倍くらいの双眼鏡で月と木星を同時に見ることができますが、次第に離れていき、27日の午前4時ごろには、視野からはみ出してしまうでしょう。
これは、月が地球の周りを回っているためです。地球から見ると、月も他の星たちも東から登って西へ沈んでいきますが、月は約1ヶ月かけて星座たちの間を移動していきます。このため、1日で約13度ほど星座の星たちに対して西から東へ動いていくように見えるのです。ですから、月の出の時間も、毎日約50分ずつ遅くなっていきます。じっくりと観察すると、月の動きは案外早いものです。地球の周りを回る月の動きを実感してみてはいかがでしょうか。
![]()